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2017/03/24

デラウェアを口にする度に あの時の顔が。

東京ペット葬儀 慈恵院 事務局へ

読者 小川和歌子さんより 季刊誌

慈恵に 投稿をいただきましたので

ご紹介をさせて戴きます。

 

デラウェア

青梅市 小川 和歌子

 

ハッピ-が この世を去ったのは、今から

3年前の10月だった。家の中に居たはずの

ハッピ-が、ちょっとした隙に 外へ出て

しまったのだ。その結果、大通りで

軽自動車に 撥ねられて、数日後に 息を

引き取った。ハッピ-の 犬種は もこもこ

した茶色の毛をもつ ゴ-ルデンレトリ-バ-

である。この犬種は とても おっとり

していると 有名なのだが、彼女は 気性の

荒い 性格だった。家に置いてある

あらゆる家具を 鋭利な 牙で 暇さえ

あれば、ゴリゴリ削る。散歩に行く時は

リ-ドを 嚙みながら、先陣を切って

進んでいく。同犬種、同性の 先代の

ハッピ-に比べて、優雅さの かけらもない

犬だった。だが 私は 自由奔放な ハッピ-

が大好きだった。過去に2頭 犬を飼った

ことがあるが、やはり一番愛したのが、

この ハッピ-だった。

散歩に行けば 猫や鶏を 追いかけ、

路線沿いを歩けば、電車が 走り去る

音を 聞いて 興奮して 走り出す。

色んな表情を披露する ハッピ-が

愛らしかった。中でも 印象深かったのは、

食に関して。彼女の小さな頃から、私が

好きな果物を 買ってきては あげていた。

もちろん消化の良い ものだけを 選抜して

スイカやデラウェア、りんご等。その中でも

一番 ハッピ-との 思い出が 詰まっている

のが デラウェアだ。私はデラウェアの皮を

剥き、手に乗せて ハッピ-に あげていた。

すると ハッピ-は 長い舌ベロで 何度も

何度も 実が なくなっても、デラウェアの

味が残る 私の手を なめ続けた。

「もうないよ!」と ハッピ-の目の前に

大きく 手を開くと、彼女は ペロンッと

なめて やっと 諦めた。その やり取りが

私は 楽しかった。ハッピ-も 同じように

感じていた。デラウェアの あげ方を

見ていた 父が言った。「皮を剥くこと

ないし、食器におけば?」その食べ方が

日課となっていたので、父に言われるまでは

実践しようとも 思わなかった。いざ、

皮つきで 食器に おくことを 実践した。

すると 食器に 置かれた デラウエアを

見た途端、ハッピ-の 動きが 少し止まって、

ギロッと こちらを 見たのである。

口に運ぶと、もごもご させながら 何粒かの

実の皮を ペッと 吐いたのである。

食べ終えたハッピ-は、ウフッと 鼻を

膨らまして、ブゥゥと 顔を下げて 寝て

しまったのである。それ以来、私はハッピ-の

デラウエアの 食べ方は、完全に固定化された。

私が せっせと 皮を剥いて、皿に乗せる。

実だけとなった デラウエアを 手に乗せて、

ハッピ-へ献上する。ハッピ-はペロンと

なめて、喉を鳴らす。そして汁の残る私の

手をなめ続けて、手の感覚が麻痺するまで

なめる。ハッピ-が 亡くなって 3年が

経った。デラウエアを 口にする度に、

あの時の ハッピ-の 顔が 浮かぶ。

 

 

 

東京ペット葬儀 慈恵院では ペットの

葬儀・火葬・供養を 行っています。

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東京ペット葬儀 慈恵院 事務局

 

 

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