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2016/11/09

慈恵 季刊誌

季刊誌 慈恵より 読者 新津逸男さんよりの

投稿の紹介をさせていただきます

 

坐禅会

 

良寛さん

府中市 新津 逸男

 

私は10年以上にわたり 慈恵院の日曜坐禅会に参加させて

頂きましたが、何かの折に 日本人の中で 一番 お釈迦様の

教えに近い生き方をした人は 良寛(禅師)さん と いう

話を聞きました。そこでもっと 良寛さんについて 知りたいと

思っていたのですが、不思議な縁で 良寛さんが 生まれた

新潟県の出雲埼や、若い頃に修行された 岡山県玉島の

円通寺を訪れる機会に恵まれました。良寛さんといえば、

仏や教典の難しい教えを 人々に説くのではなく、子供たち

と 鞠つきや 隠れん坊をしていたという話があります。

又 ある時は 草庵(家)に泥棒が入ってきたのを知って、

わざと布団から転げ出て、布団を泥棒に持って行かせた

などの話もあります。何も盗っていく物が無くて 泥棒に

対して気の毒に思ったのでしょう。良寛さんは 食べ物が

無くなると 托鉢をしていましたが、清貧な暮らしの中に

あっても 書や詩歌を愛し 高雅な心を持ち続けながら

75歳の生涯を終えました。篤姫のいた 江戸時代末期

のことです。実は最近、ある若者に ねえ、良寛さんて

知っているよね と 問いかけたところ、 エ-、

そんな人 知らないよ と 返答されて驚きました。

私は既に 60歳なので 世代間の格差を感じましたが、

金銭的に恵まれないと 幸せは来ない、と 考えられて

いるような現代では、良寛さんを 若者に語る機会が

無いのも うなずけます。それでも、経済的な富を

追求しながら 心の奥底では、貧しく質素な暮らしの

中にあっても 人として 立派に生き抜く知恵(知識

とは違うもの)や 真の幸福感を良寛さんから 学ぶ

ことが大切ではないでしょうか。世界的な不況だから

ではなく、日頃から考えておくことが必要かと 思われ

ます。 なお、最近は時間的な 都合で あまり 坐禅会

に参加できないことから 自宅の狭い 和室で坐っています。

でも 気持ちは いつも 慈恵院の坐禅堂に いるつもりで

おります。   合掌

 

 

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慈恵院
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