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2016/11/13

慈恵 季刊誌

季刊誌 慈恵より 読者 ペンネ-ム恵 さんよりの

投稿の紹介をさせていただきます

 

毎年迎え火には仲よくお出で

ペンネ-ム 恵(75)

 

わが家は動物好き しかし 犬猫を 世話する余裕がなく

どちらかと云うと 小さな家禽とか 昆虫類を飼育することが

多かった 犬猫については 夫婦とも 犬派でした 夫は

飼っていた 小鳥などが 猫の犠牲になったことで 憎らしい

存在でも あったようだ ところが或る日 その嫌いな猫が

くることになった 泣きべそで 娘に哀願されて 三日後に

ウンと云ってしまったのだ 責任をもって世話しなさい と

諭すのが せめてもの抵抗だった 寒い冬の夜 バスケットを

持って にこにこ娘が 帰ってきた ペルシャの子猫が

生まれた友人から 譲り受けたそうだ 顔を背けていたら

ほら こんなに可愛い と 娘は 手のひらに載せている様子

そろそろと 目をやると 小さく真白で ぬいぐるみのよう

こんなに小さくて 育つのかしら 親が 恋しくて 鳴くんじゃ

ないの と 思わず声が 出てしまった 猫は 漫画の

主人公にちなんで タンタン と 名付けられた

一ケ月後 夫は 名古屋に単身赴任となったが 電話で

タンタンも元気? すっかり家族の一員となった

そして いつのまにか かっての 犬派は 犬猫派に

変ぼうしていた ところが 翌年の春 娘が結婚する

ことになり 猫は 私ども 夫婦が飼うことになってしまった

猫が十才の夏 不幸にも娘が急逝した タンタンは 形見とも

なってしまった 娘の分も長生きしなさい と 云うのが

夫婦の口癖だった しかし この頃から 動物病院がよいが

多くなり 腎臓の数値が悪く 薬を飲むようになった

その タンタンは十七才の時 動物病院が 東京都動物

保護管理協会に 長寿の推せん をしてくれ表彰状をもらった

だが 時折 便秘が続き 夫婦で つまみ出したり 血尿を

するので 病院の お世話になった まさに 老老介護の

日日でもあった 2005年6月7日 18才と173日

永眠した 6月8日 午前 慈恵院で 荼毘に付し

二年は 骨つぼ と 写真など 置いていただき 一昨年から

合同慰霊碑に 安置 願った 2009年6月7日 命日に

慈恵院に 花と線香を あげ墓参 生存していた頃を 偲び

冥福を祈った 夜は タンタンの 好物 ナマリを オカズ

語りあった

 

 

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慈恵院
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