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2016/11/04

慈恵 季刊誌

季刊誌 慈恵 より 読者 竹下寿英さんよりの

投稿の紹介をさせていただきます

 

坐禅会 坐禅会に学んで

日野市 竹下 寿英

 

もうかなりの間、坐禅会に出席させていただいていますが、

そこで学んだことごとが、常日ごろの生活の支えとなって

いますことに感謝しております。初めて この会に出させて

いただいた折、先の住職、明春師からは、坐る時には 無心に

なりなさい と 教えられ、いまだそれができていないまま、

目標として努めています。また、坐るときの、調身、調息、調心

という心得は、日常の仕事を始める折にも心がける課題となります。

つまり、坐禅の心は、日々のすごし方への緊張感と心構えを

作り出す大切な方策になっているように思います。

最近は、坐禅会で、朝の読経に参加させていただいていますが、

そこで唱えられる 菩提願行文 にも、常に新しく教えられる

気持ちがいたします。その中の 古へ先徳は鳥類畜類に至るまで

合掌礼拝の心を持って愛護し給へり と いう言葉には、日々

大学の授業で話している、すべての生物と環境の間で、また

自然と社会との間で、また自然と、社会との間に複雑な相互依存

関係が存在して、その安定的な関係が地球システムを作っていると

いうことを そのまま述べていることに 気づかされます。ただ、

これらの相互依存の仕組みが十分に理解、把握されていないために、

私たちの環境問題への対応は、なかなか進んでいかないことにも

結びついて来ます。つまり、合掌礼拝という心は、自然に対する

スチュワ-ドシップ と いうことになっているように思います。

この坐禅会で見聞きすることから、仏教の教えや その背景が

どのように作られているのか、ということへの関心をも深められて

いきます。インドの伝統的な自然信仰やヒンドウ-の世界の中で、

どのように仏教が生まれてきたのか、その複雑な教義が どうして

大乗の世界観を形成してきているかなど、疑問は広がりこそすれ、

止まるところはありません。ただ訳もなく聞いている、多くの

お経の中に、理解はしてないものの、限りない思想や哲学が

組み込まれていることには 驚かざるを得ません。そして

何千年も受け継がれていることに、深い感銘を受けるとともに、

少しづつでも、分かるところが出来てくれば、とも思っています。

やはり、先の住職、明春師が何度も説かれていた 自灯明 法灯明

と いうことは、十分に分かっていないことのひとつですが、

自然や社会のあり方を正しく受け入れ、自らを よりどころとして

生きなさい と いうメッセージだとして、日々をすごしたいと

念じています。

 

 

 

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