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2016/10/26

季刊誌 慈恵 よりの 紹介です

平成28年 秋号より 読者 高島順風さんよりの

投稿の 紹介を させていただきます

 

DNAが活きるのか

小平市 高島 順風 (86)

 

鶏好きの親父は、飼育鶏の世話で時を時を忘れ学校に遅刻したとか。

現役が済んで何がしかの分与を受け上京。下町で生活をするが、今度は

家禽にのめりこみ、鳥なかまとの交流で、十姉妹などの竹籠をふやし

散財、大正の時代に十姉妹の白が百円もしたと聴かされた。

その息子は、伝書鳩に熱をあげ親に反対されたが、何とか資金を

つくり鳩を飼育した。しかし戦争がはげしくなると、飼料の購入が

困難となり遂に手放すことになった。出来ることなら動物園で

働きたかったが、時代が許してくれなかった。ある時、入学前の

娘がしゃがみこんで、何かをジッと見つめている。アリの行列を

観察していたのだ。庭にいるカマキリや山椒につくアゲハの幼虫

などに興味をもって眺めていた。その後わたしが鶏を飼育すると、

何かにつけいい助手を務めてくれた。

家禽類の飼育も魅力はあるが、やはり犬の飼育がしてみたい、叶わぬ

ことながら大型犬に夢がある。仕方がない人様の散歩犬や品評会などを

見て満足していた。何時の間にか、アリを観察していた娘が三人の母親と

なり、末っ子の入学を期に社宅から新築住宅に転居することになった。

そこで古稀過ぎの老夫婦は、大奮発の祝儀袋を渡した。何と、それは

血統書付きの犬となってしまった。何でも五人家族の合意で長年の希望

であったとか。祝儀の用途に注文はないが、老夫婦の価値観をなげいてみた。

さて、娘に伝えたことは、世間の飼育事例からすると、子供の要望で犬を

入手し、最初は子供達が積極的に世話をするが、学校等が忙しくなると

親に依存し、母親の負担が重くなる。この辺を覚悟して犬を欲求不満に

させないよう、家族の一員として世話をしてほしいと望んだ。

可愛いかった子犬は、今年十三才となる。世話は、両親と三人姉弟の

交替制が守られている。それに飼主は、長女と犬が認識しているようだ。

三人が大学生となり、学業もバイトそれなりにやっている。長女がまあ

の大学を卒業、まあまあの会社に、就職することを予測していたら、

動物に関連する会社に合格。溌剌と通勤している。

代々、動物好きの家系のDNAが、この孫に伝わったかもしれない。

どうか動物と人間の幸せのため、最後までいい関係で終活できるよう、

たのしんでリ-ダ-を務めてほしいと爺婆は願っている。

 

 

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