日本最大級ペット専門寺院 お迎えから、ペット葬儀(火葬)、供養、納骨、埋葬まで一貫施行

0120-121-940

メールでのお問合せ

日本最大級ペット専門寺院 お迎えから、ペット葬儀(火葬)、供養、納骨、埋葬まで一貫施行

2017/07/28

東京ペット葬儀 慈恵院の事務局員が伺った、法話会のご紹介。

東京ペット葬儀 慈恵院 事務局の 鈴木です。

先日 足立区の お寺の 法話会に 参加して

来まして そこで 「明珠」という 大本山総持寺

出版室で発行された 小冊子を 頂いてまいりました。

時節がら お盆の事などが 書かれていまして

とても素晴らしい お話なので 了承を得て

皆様に ご紹介させていただきます。

平成29年 夏お盆号の「明珠」でのお話です。

 

仏語解説「老心」

秋田県 源正寺 住職 村松 巧英

 

この言葉は 中国 金の時代の 禅の問題集

「従容録」に 集録されている 言葉で、

本来「老婆心切」が 全体の 文ですが

後に 短くなって 老婆心~老心 に

変化した 言葉です。

 

元々は 親が 幼子を 見守る 気持ちで

修行者を 指導する事を 云った 言葉です。

その心が とても強いことを 切実の切 と云う

字で 表しました。

 

この言葉は 修行道場で 調理にあたる 心構え

を あらわした「典座教訓」の 中で 登場します

(典座とは 修行道場の 修行者に 食事を 提供

する係、部署)。

 

この薯では、この世の中に 在る 全ての物は

仏の現れである。したがって 一粒の 米も

一枚の 菜っ葉も 仏を 扱うがごとく 大切

丁寧に 調理しなければならない、と示されて

います。勿論、それを戴く 修行僧も 又 やがて

菩薩となる 身である。

親心、真心 を込めて 丁寧に 調理すべきことを

記されています。

 

正に仏(典座)が 仏(食物)を 仏(修行僧)に

供養する。見事なまでの 仏の国で ありましょう。

 

人を育てるにも 同様に 懇切丁寧に 導かないと

いけないのです。

 

その点で 昨今の ブラック企業や 残業過多の

就業形態には 少しく 疑問を感じます。

例えば こうした場合の 老心とは、自分の

苦労した仕事の事実を 合理性で 縮め、

なるべく 部下が 楽に 仕事が 出来る

ノウハウを 伝授することではないかと思います。

 

ある会社の 設計部門に 配属された 女性が

言っていました。

最初の2年は 現場の組立仕事だけで 本来の

設計の 仕事が 出来ないと 不平を 漏らして

おりましたが、3年目に 本来の 設計に 戻った

そうです。

 

その時に 会社が 何故 現場仕事に 2年の

時間を 割いたか 訳が 解ったと 言い、

組み立て現場を 知らないと 設計は 出来ない

事を 知らされたそうです。

 

まさしく 彼女にとって 2年間は 会社の

老心であったのです。

 

「老心」の場面は 私たちの 周りにも 必ず

あります。それに 気付ける 己と

なりたいものです。

 

「お盆」で決意する  村松 功英

 

仏教伝来とともに お彼岸、お盆等、仏教行事が

日常に 確立され、今では 国民的な 行事と

なっております。特に季節の 節目として

親しまれている お盆の 行事は、昔から

亡くなられた ご先祖が 西方極楽浄土

(仏国土)から、生前 お暮しになていた

自宅に 帰ってくるとされ、生きている人に

してみれば ご先祖様を お迎えし、歓待する

事が 大きな目的で あります。

 

仕事のストレス、はたまた 病気や子供、

恋愛、付き合い 等、複雑で 暮らしにくい

世の中、様々な 考えが 交錯し 自分の

生き方に 自信を 失いがちな 時代です。

 

ゆえに 様々な 相談を ご先祖様に

問いかける。その時、問いかけている 自分は

なんの 駆け引きも 衒いもなく、

ありのままの 自分が あります。

 

ご先祖様とは そういった 素直な自分を

呼び覚まして 下さる 方々です。

自分自身を 最も 正直で まっすぐな

人格に 立ち返らせる 事の出来る場所、

それが お墓であり お家の 仏壇でしょう。

 

お盆に 自分の 生家に 帰省したり、

お墓参りをして 自分と 暮らし方も 職業も

違う家族、親族と語らい、お互いの 悩みを

聞き、自らも話し、皆 苦しみに 立ち向かって

いる 姿に 自分だけが 苦しいのでは ないと

自ずと 気付かされて いく。

 

ご先祖様という 仏様を 介せば 悩みが解け

救われていく 自分が あるはずです。

素直な 気持ちで 眺め返して みましょう。

 

ちょうど 1年の 半分過ぎた ところです。

折り返しに 至った 自分の 新たな

スタ-トライン と 決意し ご先祖様に

手を 合わせて見ては 如何でしょうか?

 

 

「今、改めて お盆の意味を 考える」

 

福島県 清光寺 住職 本田大聖

 

「食」を通して 学びたいこと

 

目蓮尊者と母親の 話を通じて お盆は

「食」と 深い関係にある 仏教的行事で

あることは、多くの方々の 知る

ところでしょう。しばらく前に、

「いただきます」と 題した 小学生の

作文を 目にしました。

 

”ごはんを食べるとき、手を合わせて

「いただきます」って言わねばなりません

母は 私に そう教えました。

それは どうしてでしょう。

 

母は「生きものは、食べなければ 死ぬ。

これは法則だ。法則に例外はない」と

いって 教えてくれました。

人間は、ごはん とか パンとか、魚・牛肉・

野菜とか、そういうものを食べます。

よく考えてみてください。

ごはんは お米の いのちです。

パンは 麦の いのちです。

牛肉は 牛の いのち、

お魚も 野菜も みんな 生きていたのです。

 

そういう 生きものの いのちを 食べて

人間は 生きて いるのです。

だから 生きているって いうことは、

殺している ということです。

だから、手を合わせるのです。

 

必要以上 食べれば、必要以上 殺す

ことになります。「人間は お米や麦や牛や魚・

野菜の いのちで 生かして もらって

いるのです」こんなふうに 教えてくれました。

 

「気持ち悪い」って 言う人も いたけれど

私には よ-く わかりました。

ご飯を食べる時、手を合わせて「いただきます」

っていうのは あなたの命を いただいて、

生かして もらってますって いうことなのです。”

 

※作文は、産経新聞掲載 熊本県 小五(当時)

青木季子さんのもの

 

この作文を 読んだ時 受けた感動は、今も鮮やかに

覚えております。小学生に 食べることの 意味と

感謝の心と 謙虚さを 教えられた 気持ちでした。

それにも増して、子供に この素晴らしいことを

教える 母親の 存在に 関心いたしました。

 

人間は 人間として 生まれても 人間ではないのです。

人間に成るには 教育が 必要なのです。

そのためには、亡くなった方(ご先祖様)を 思い、

心を 通わせる 必要性、先祖信仰の 大切さが

あるのです。

 

「日本人の美徳の表れ」

 

(民族の大移動)と 称される お盆の帰省ラッシュが、

例年の如く 今年も 展開される。満員の電車、

数十キロに 及ぶ 渋滞の中を ふるさとに 向かい、

到着次第 お墓参りをする。この行為に 私は、

日本人の美徳(素晴らしさ)は、長い歴史の中で

ご先祖様が 築いてきた 精神文化で、躾の良さ、

教養の高さ、礼儀正しさ、質素倹約から 生まれた

ものですが、最大の美徳は 信仰心の 篤さだと

思っています。

 

満員・渋滞に耐えて 実家に帰る。到着次第 お墓

参りをする お檀家さんの 姿を見て つくづく

そう感じて おります。

 

昨今、お盆の過ごし方は 多岐に渡り、必ずしも

信仰心に 基づかない ことも 多いようにも

見えますが、多数の 日本人の 心の中には、

まだまだ 篤い 信仰心が あると 私は

確信しております。

 

「お盆は いのちの 繋がりを 確認するとき」

 

お盆は、自分を含めて 身内の皆さんが 集まり

墓参りをし、ご先祖様に 想いを馳せ、いのちの

繋がりを 確認するときです。私が 存在する

ためには 二人の親、二人の親が 存在するには

四人の親、こう考えると 私の存在は、何百人、

何千人、何万人の親が「いのち」を繋いでくれた

お陰なのです。このいのちの繋がりを 考えるとき、

私は、文字通り「有難い」繋がりとの 思いを

強く感じております。

 

「ご先祖の いのち みんな 繋いで 我生まれ」

の感ありです。

正月、春・秋の彼岸も ご先祖様を 供養する

大切な 仏教行事の 時期ですが、やはり

子どもや孫など 近親者が 一同に 集まる

お盆の ときこそ、いのちの 繋がりを

しっかり 考える ときでしょう。

 

今、お盆を 通して 日本人の 最大の 美徳

である 信仰心の向上、食についての 繋がりを

考えてみました。

日常生活に おいても 常に 心を 止めて

おきたいものです。

 

足立区の お寺の 法話会に 参加させていただき

その会で 頂いた「明珠」という 小冊子の中の

和尚様の お盆 についての お話を ご紹介

させて いただきました。私も 小冊子を

読ませていただき 大変 勉強させて戴きました。

皆様も 時節がら お盆を 迎える 方々が

多いと思われます。この機会に 日本人にある

お盆の 気持ちを 考えられる きっかけに

なっていただければ と 思います。

 

 

東京ペット葬儀 慈恵院 事務局

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
慈恵院
http://xn--9ckk6cu90pipcms7agkbk9z4r7d2swb.jp/
住所:〒183-0001 東京都府中市浅間町2-15-1
TEL:0120-121-940
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

PAGE TOP