日本最大級ペット専門寺院 お迎えから、ペット葬儀(火葬)、供養、納骨、埋葬まで一貫施行

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2017/01/31

盲導犬・介助犬・聴導犬は、きちんと訓練された犬を利用して、人が社会参加する事を主体に考えるべきだ。

季刊誌 慈恵より お話をいただいた

アイメイト協会 理事長 塩屋隆男様の

投稿の 紹介を 東京ペット葬儀

慈恵院の 事務局より させて

いただきます。

 

実態の見えない「補助犬」

財団法人 アイメイト協会

理事長 塩屋 隆男

 

盲導犬・介助犬・聴導犬を 総称した

「身体障害者補助犬」なる 造語が

できて 10年前後になりますが、

この名称は イメ-ジばかりが

先行し、何年経過しても その

実態を 正確に 捉える人は

皆無と 言える状況が 続いて

います。私の所属する

財団法人 アイメイト協会は、

日本で 訓練された 初めての

盲導犬を 1957年に 世に

送り出しました。我が国では

最古の 歴史を持ち、本年3月

時点で 1.080組を超える

視覚障碍者と 犬の ペアを

送り出している、我が国に於いて

最高の 実績を 有する 盲導犬の

育成団体です。補助犬の中でも、

特に専門である 盲導犬を中心に

今回は お話しをさせて頂きます。

盲導犬と言うと、何でもできる

ス-パ-マンみたいな 利口な

ワンちゃんが 視覚障害者を

引っ張って 歩いていると言った

捉え方を されることが しばしば

あります。しかし 犬に「駅に行け」

「薬屋に行け」と 命令しても、

その目的地は おろか、どこへも

引っ張って 行っては くれません。

何故でしょうか?「犬が訓練される」

と言う 言葉は「人間が出した指示

に従うことを覚える」と置き換え

られます。犬は 人間と違って、

教育されたことを 活用して

仕事をすることは ありません。

つまり、視覚障害者が 犬を

伴って 上手く 歩くには、

その都度 的確な 指示を出す

ことが 大変重要に なってきます。

ですから 当会にみならず、補助団体

の仕事は 犬の訓練を 仕上げたときに

初めて始まる と言えるのです。当会

の例で言えば、視聴覚障害者に 犬の

利用法・しつけの維持法・管理法 等々

を 指導することを 歩行指導と

言います。犬の訓練は 容易なことでは

ありませんが、それでも 人間に

教えることの方が 遥かに 困難です。

しかし、人間が 犬の 扱い方を

習得して 初めて、自立した 自由な

生活が 実現するのです。だからこそ

犬の訓練所と混同されるような、犬に

視点が 集まるような 言葉ではなく、

「アイメイト(EyeMate)眼の仲間」と

呼び、主役は 犬ではなく 視覚障害者

であることを 強調し、少しでも

実態に沿った 理解を 得られるように

努めています。さて、盲導犬と言う言葉

には 何の普遍性も ないことは 一般的

に 殆ど知られていません。我が国には

9か所の 盲導犬協会が ありますが、

各協会に共通した 盲導犬の基準は

存在しません。これは 世界中の

盲導犬協会を 取っても 同じ事が

言えます。世界中の協会が 独自の

やり方で、様々なレベルの 盲導犬を

送り出しています。それぞれの協会の

方針に 則って 様々なレベルの

盲導犬が いること自体は 悪い事

ではありませんが、その事実を

意図的に 隠したがる 団体が

多いのは 何故でしょうか。その

理由を ひもといてみましょう。

現在 実働している 盲導犬は

約1.000頭 前後と 言われています。

1.000頭という 数字自体は 嘘では

ありませんが、前述した 9協会からの

卒業数を 合算した 数字で あることは

伏せています。1.000組中 300組強は

当会 出身の ペアであり、残り 700組弱

が 他の 8協会からの 卒業した ペアです。

盲導犬の 育成事業は 皆さまからの ご寄付

で成り立っている 部分が 非常に大きい

ですが、協会によっては 盲導犬の数が

足りないことを 声高に 強調して

ご寄付を 募っている 所もあります。

数の不足を 主な理由に ご寄付を

募るなら、質の良い 盲導犬を 安定して

供給できるように なるために それぞれの

協会が どのような 努力を しているか

ということを 広く世間に 伝えることが

重要では ないでしょうか。

協会によっては 皆さまからの ご厚意を

大々的に 宣伝・広告に つぎ込んでいる

所も ありますが、本業で 当会より

実績を あげている 協会は ありません。

巧みに 作り上げられた イメ-ジに

惑わされず、価値ある 支援が きちんと

生かされるか どうかを 見抜く目を

持つことが 重要で あると考えます。

そして、「補助犬=犬が主役」という

視点ではなく、「きちんと訓練された

犬を利用して社会参加をする人が主体

である」ということを 是非 ご理解

いただき、ひいては、障害の有無に

関わらず、困っている者が いる時には

お互いに 助け合うことが 自然と

できる世界に なっていく事を

願っています。

 

 

東京ペット葬儀 慈恵院 事務局

 

 

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