日本最大級ペット専門寺院 お迎えから、ペット葬儀(火葬)、供養、納骨、埋葬まで一貫施行

季刊誌　慈恵より　お話をいただいた　獣医師先生の

投稿の紹介を　東京ペット葬儀慈恵院の　事務局より

させていただきます。

 

一般人が使えるAED

センタ－ヴィル動物病院

院長　幅田　功

 

AEDが日本国内に　販売される　ようになって　すでに、７年が過ぎました。

この　AED(Automated External Defibrillator)の略で　電源を入れると

音声で　操作が　指示され、救助者が　それに従って、除細動を　行う装置。が

一般市民にも　自由に使用できる　ようになり、多くの人が　救命され、

死亡せずに　済むようになりました。諸外国と　比べますと　１０数年　遅れの

使用許可と　言うことになります。最近では、日本国内の駅、飛行場、ホテル、

病院の待合室、動物病院の待合室、公園　そして　町の商店街　等の　公共施設にも

設置され、AEDの存在を　目にするように　なりました。これは　かなり早いスピ－ドで

普及してきたと　思います。しかし、過去を思えば　普及されるまで、ずいぶん時間が

かかったと思います。今から３０年ほど前の　話になりますが、私の知人で、会社の

研修会の　席上で　心筋梗塞を　起こし、病院を１１件　たらい回しにされ、不幸な

ことに　救急車の　車内で　死亡してしまった　人がいます。この頃は　まだ、日本は、

救急車にも　医療用除細動器が　搭載されてなく　一命を　落としてしまった　わけです。

知人は　米国人でした。すでに　その当時、ヨ－ロッパや、米国では、とっくに　救急車には

搭載されていました。知人は、日本国内で、事業を営んでいましたが、この事件の後、

亡くなって　しまった知人の　奥様は、このような　日本には　住めない　と言い、

直ちに　米国に　帰国して　しまいました。私は思うのです。今の日本で　あれば

助かって　いたかもしれないと。数年前に　なりますが、名古屋の万博会場で

発生した　入場者の　なかで、人数は　確かで有りませんが、何人かの　人が

命を　落とさず　救命されています。最近では　今年　春に　行われました、

東京マラソンで、心肺停止の　男性が　救命されています。新聞やテレビの

ニュ－スには　ならないが　数多くの　人が　救命されている　と思います。

私は、今日、もっと　AEDを　身近に　普及させる　べきだと　考えています。

価格は　かなり安くなり、国産で、２０万円ほどに　なってきています。当初は

この価格の　３倍以上していました。おそらく　近い将来は、もっと価格が下がるはずです。

私は、願わくば、世界に先駆けて、一家に一台、そして　自動車を　購入するときに、

法律で　義務として、AEDを　救命救急セットの　一つとして　車に搭載することを

切望します。そうすれば、交通事故　あるいは、周辺に　心停止の　人が　いた場合

すぐに使用が　可能と　なるため、現在よりも、より　救命率が　上がるはずです。

大切な　家族や　友人の　命を守りましょう。

 

 

東京ペット葬儀　慈恵院