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2016/11/02

慈恵 季刊誌

慈恵 季刊誌より 読者 F k さんの投稿の紹介を

させていただきます

 

去年の夏マリ-は逝った

小平市 F K

 

18年3ヶ月の間、共に暮らした愛犬のマリ-が、

この世を去って、早や1年。7月24日に一周忌を

迎え、慈恵院のご住職様に法要をしていただきました。

この1年、1日とてマリ-を忘れたことはなく、涙が

ふいに出てきて、胸が痛くなることもありましたが、

ご住職様の 命あるものは いつかは その命を

閉じることは 宿命であるが、残されたものが

その生命体の生前の姿を覚えている間は その人の

心の中で生き続けている と いうお話に

心にポッカリ空いた穴がス-ッと埋められた

ような気がしました。

生後40日位で我が家に来たときは、マリ-は

片手に乗るくらいの大きさでしたが、数週間のうちに、

かつての牧羊犬の本能を発揮し始め、家の中を縦横無尽に

走り回り、まるで動くぬいぐるみのようでした。

散歩の時は、近くの大学のグランドをサッカ-選手の

ように駆け巡っていました。性格は非常に素直で

人間の心の動きを察するのに長けており、朝などは、

目覚まし時計の役割までしてくれました。

留守番をさせたときに、トイレの失敗をしたり、

テイシュぺ-パ-を部屋中に散らかしたりしたときには

いつも元気はなく、部屋の隅でしょんぼりとうなだれていたのを

思い出します。マリ-ちゃん、寂しかったのね。

留守番させて ごめんね。と言うと許してもらえたという

喜びを全身で表現するかのように、尾をちぎれるように

ふりながら、飛びついてきたのもしばしばでした。

そんなに元気だったマリ-も10歳を迎える頃から

老化が進み、しだいに階段を上がれなくなり、

目や耳や鼻も衰え始め、帰宅したときに玄関に

転げるように出てきて迎えてくれることもなくなり、

老いるという現実を私たちに教えてくれました。

内臓の機能も衰え、何回も発作を起こして意識を失い

もうだめかもしれないと思い始めたのは、

亡くなる2年ほど前からでしたが、お医者さんの適切な

治療により、その都度 奇跡的に元気を取り戻しました。

亡くなる5日くらい前から 何も口にしなくなり、

梅雨の晴れ間の太陽がまぶしいほどに輝いていた朝、

私たちの見守るなか、ろうそくの火が消えるように、

静かに息を引き取りました。

年齢からすれば、年には不足はなく、マリ-の死を

知らせて お医者さんに、あの心臓で よくがんばりましたね

と言われたほどの大往生だったと思います。でも、

まだ生きていて欲しかった。そして欲深な私たち人間に、

えさと お水と 散歩しか 要求しなかった生き方で、

足るを知る ということを 身をもって教え続けて欲しかった。

子供のいない私たちにとっては、マリ-は、犬ではなく

娘だったと思います。そして、その一生を通して生きると

いうこと、老いるということ、死を迎えるということを

教えてくれました。どんな言葉をもってしてもマリ-への

感謝の気持ちは言い表せません。私たちが生きている限り、

マリ-は 私たちの心の中で生き続けています。

マリ-よ、我が家に来てくれて 本当にありがとう。

安らかに ねむれ!

合掌

 

 

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