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東京ペット葬儀　慈恵院　事務局です。

新緑の時期が過ぎ　初夏の季節になってきました

梅雨を迎え　梅雨が過ぎると　いよいよ夏本場

太陽の陽が強い　紫外線に　気を付けなければ

ならない　季節です。そこで　永田先生に

紫外線対策について　お話を　伺って来ました

ので　ご紹介いたします。

 

ながた内科クリニック

院長　永田　宏

 

「紫外線対策」

 

かつては　生まれたての　赤ちゃんにまで

日光浴が　推奨されましたが、今では、

皮膚がん　や　光老化（シミやシワ）を

招く　紫外線の　害が　明らかになっています。

 

日射が　弱まり　油断しがちな　冬にも、

紫外線は　降り注いでいます。特に雪山で

ウインタ－スポ－ツを　楽しむときは

注意が必要です。効果的な　紫外線対策を

知って、心置きなく　温かな　日差しを

楽しみましょう。

 

（シミ・シワなどの光老化や皮膚がんを

招く　紫外線）

 

太ももの　内側や　腕の　内側の　皮膚は、

なめらかで　シミも　目立たず、ハリが

あります。顔の肌とは　別物の　ように

感じられる　質感の　最大の理由は、

「紫外線を　浴びていないから」です。

 

手の甲や　顔に　シミやシワが　目立って

くるのは、年令的な　皮膚の　老化の

ためでもありますが、その　6.7割が

紫外線の　せいだと　いわれています。

 

シミやシワが　現れた光老化皮膚は、

皮膚がん発生の　ベ－スにもなります。

昔から　漁業や農業を　生業としてきた

高齢者に、皮膚がん　が　比較的多い

ことが　知られていました。これは、

屋外　紫外線うを　長年浴びてきた

ことと　深い関係が　あります。

 

紫外線は　目には見えませんが、

体内での　ビタミンD の生成や、

布団や　まな板　などの　日光消毒

（殺菌）に　役立っています。

細菌を　殺傷するほどの　その強い

光線は、ヒトの皮膚に　悪影響を

及ぼし、急性、慢性の　さまざまな

健康被害を　もたらします。

 

かっては　母子手帳に　赤ちゃんの

「日光浴」を　勧める　記載が

ありましたが、紫外線の　害が

明らかになり、1998年以降は

「外気浴」に　変わりました。

ビタミンDは　食品からも　摂取できますし、

日射も　ふだん　無意識に　浴びる

量で　十分です。

 

（代表的な害は　日焼け　遺伝子が

ダメ－ジを　受ける）

 

紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」が

あり、そのうちUV-AとUV-Bが　地上に

届きます。

 

紫外線の　代表的な　害は　日焼けです。

強い太陽光を　浴び過ぎると、皮膚は、

まず　赤くなります。これは　サンバ－ンと

呼ばれ、波長が短く　強烈な　UV-B　による

軽い火傷の　ようなものです。

 

サンバ－ンの　あとに　現れるのが　サンタン

です。これは、細胞の「核」の中にある

大切な　遺伝子を　守るための　反応で、

黒いメラニン色素が　帽子や傘のように

角を覆います。そのため　肌は　褐色に

色づきます。そして、1ヶ月～数か月後に

メラニンが　角質と　いっしょに　はがれ

落ちて、元の　肌の色に　戻ります。

 

紫外線を　繰り返し　浴びる　ことによって、

皮膚細胞の　遺伝子が　傷つきます。

その程度は「紫外線の強さ」×「浴びた時間」

により、弱い紫外線でも　長時間　浴びれば、

強い　紫外線を　短時間　浴びたのと

同じだけの　影響を　受けます。

 

傷ついた　遺伝子は　修復されますが、正しく

修復されなかったり、遺伝子に変異が

生じたりすると、皮膚の　光老化　や　皮膚がん

の　発症に　つながります。

 

遺伝子の　ダメ－ジは　蓄積します。特に

メラニン生成能力が　弱い　乳幼児や、

サンタンが　起きにくい　色白の　人などは、

いっそうの　紫外線対策が　必要です。

 

（日焼け止め剤で　防御むらなく、こまめに

塗る）

 

散乱して　四方八方から　差し込む　太陽光には

日焼け止め剤が　有効です。日焼け止め剤には、

ケミカルタイプ（紫外線吸収剤）と

ノンケミカルタイプ（紫外線散乱剤）が　あります。

ケミカルタイプは　紫外線を　熱エネルギーに

変換するため　肌に　よくないと　思われがちですが、

良質の　ものが　増えた今、両者に　大きな違いは

ないといって　よいでしょう。

 

UV-Bを　防ぐ能力を　示す　SPF値と、UV-Aを

防ぐ　能力を示す　PA値は、ほぼ　比例しているので、

SPF値を　目安に選べば　よいでしょう。

ふだんは　SPF20~50が　適しています。

数値が高くても　肌に　悪いわけではないので

心配　ありません。

 

日焼け止め剤は　皮膚に　のって　初めて　効果を

発揮します。朝　塗って　外出し、昼休みに　再び

塗るなど、携帯して　こまめに　塗り直す　習慣を

つけてください。

 

シミや　シワを　改善する　塗り薬や　レ－ザ－治療も

ありますが、その多くは　高価です。一方、日焼け止め剤

を　中心とする　予防は　安価で、簡単です。

あとで　悔やむよりも、とにかく　紫外線を　浴びない

事が　先決。ふだんから　対策を　怠らず、

先手を　打って　おきましょう。

 

 

永田先生　詳しく　具体的に　お話をいただき

ありがとうございました。これからの季節

本当に　気をつけなければ　いけませんね。

 

 

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