日本最大級ペット専門寺院 お迎えから、ペット葬儀(火葬)、供養、納骨、埋葬まで一貫施行

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適切な安置方法とは?ペット葬儀をお願いする前の準備   適切な安置方法とは?ペット葬儀をお願いする前の準備
 
ストレスの多い現代社会の中で、近年、特にペットの癒し効果が注目されています。例えば、ケアハウスのような老人介護の現場でも、ペットによる癒し効果に期待して、犬や猫を飼うケースが増えています。このように、生活の中でのペットたちの存在感は、ますます大きくなって来ているのではないでしょうか。
 
個人の家庭であっても、言葉を話せないからこそ自分の愚痴やフラストレーションを無条件に受け止めてくれるペットの存在は貴重です。そんなペットに愛おしく感じる飼い主の方も多いのかもしれません。
 
そのペットが、ある日突然いなくなってしまったらと考えたとき、飼い主の驚きと悲しみの深さは、他人にはうかがい知ることは出来ません。何も考えられないほどの衝撃を受け、どうすればよいか途方にくれてしまう場合もあるでしょう。
 
そのようなことにならないために、ペットが死んでしまったときの対処の仕方として、ペット葬儀をとり行う前までに何をどのようにすればよいかについて、解説します。
 
1.ペット葬儀をお願いする前に
亡くなったペットのために葬儀をしてあげることの意味や、実際にペット葬儀をするに当たってどのような準備が必要なのかなどについて説明します。
 
1-1.なぜペット葬儀なの?
飼っていたペットが亡くなってしまったときには、昔なら家の庭や見晴らしのよい丘の中腹などに土葬するのが普通でした。ところが、核家族化が進んだこともあり、現代ではペットも家族の一員との考え方が根付き、ちゃんと葬儀をしてあげたいと思う人が増えてきました。
 
亡くなったペットへの思いは昔とは違ったものになり、まるで自分の子供を失ったような喪失感を抱く方も多く、「ペットロス」という言葉が社会的に認知されるようになりました。生前のペットとの生活を思い出し、楽しかった日々をいつまでも忘れたくない気持ちが飼い主にはあるのかもしれません。
 
しかし、いつまでもペットロスを引きずり感傷に浸ることは、飼い主自身の生活に支障が出てしまうでしょう。そうならないために、ペット葬儀は、飼い主がペットの死を乗り越えるために一区切りつけ、元の日常を取り戻すためにも有効な手段だと言えます。
 
1-2.用意するもの
亡くなったペットを火葬する前には、通常、飼い主の自宅で安置することになります。そのために必要となるものとしては
・ダンボール箱(亡くなったペットを格納する)
・ガーゼやタオル
・バスタオルや毛布、新聞
・ビニールやペットシート
・氷や保冷剤、ドライアイス
・生花、水、ローソク、お線香
などが挙げられます。
 
1-3.ペットにあわせた準備
火葬までの期間には、亡くなったペットが生前愛用していた餌皿にペットフードやおやつを、日々のお供え物としてあげるようにします。その際、祭壇として設定したテーブルの上に餌皿を置くのではなく、生前と同じように、床に近い高さに餌皿を置いてあげるとよいでしょう。
 
葬送品として、このときの餌皿をはじめ毎日食べていたペットフード、おやつ、愛用していたおもちゃ、飼い主と一緒の写真などを亡骸と一緒に納棺するようにします。
 
2.死んだ後のペットの確認
動物が亡くなり、体が硬くなっていくことを死後硬直といいます。ペットが亡くなったときに、まず対処しなければならないのがこの死後硬直で、この変化は短時間に進むためできるだけ手早く処理する必要があります。
 
2-1.体の硬直に伴う対応
ペットの亡骸は、体の大きさに応じて死後硬直が始まるスピードは変わってきます(体が大きいほど時間がかかる)が、だいたい死後2時間ぐらいで硬直が始まります。時間が進んでしまうと、体勢を変えることが難しくなります。そのため、その前に目や口が開いていたら閉じてあげる、四肢が伸びきっていたら曲げてあげるなどして、納棺しやすい状態に体を整えてあげましょう。
 
目や口は一度閉じても、再び開いてしまうので注意が必要です。目は瞳の大きさに折りたたんだティッシュを、まぶたと瞳の間に被せるように差し込んでまぶたを閉じると再び開くことはありません。口は、閉じた状態で布や輪ゴムなどで固定しておくと、そのまま硬直して再び開くことはないでしょう。
 
四肢が伸びきっていて尻尾や体も長く伸びている場合は、四肢はもちろん体や尻尾も体の中心にまとめるように曲げ、あたかも丸まって寝ているような姿勢にすると納棺しやすくなるのでおすすめです。
 
2-2.硬直後の変化とは?
死後硬直が一通り進むと、今度は硬直が解ける「解硬」が起こります。これは、一度硬くなった体が、再び柔らかくなる現象です。このとき、耳や口、鼻、肛門などから体液や血液、糞、尿などが流れ出てきます。
 
なので、亡骸の下にはあらかじめペットシートなど液体を吸収しやすいシートを敷いておき、ガーゼやタオルなどで排出された体液などを拭き取ってあげましょう。その際には、マスクやゴム手袋を装着しましょう。場合によっては、犬や猫のフンや尿より感染する可能性があるからです。
 
3.安置方法の手順
ペットが亡くなって火葬するまでの間、ペットの亡骸を安置する場所や亡骸の整え方、通夜の為の祭壇や納棺の仕方などについて説明します。
 
3-1.風通しの良い場所
亡くなったペットに生前お気に入りの場所があれば、亡骸を格納したダンボール箱はその場所に置いてあげるようにします。できればその周囲には何も置かず、風通しのよい状態にしてあげるとなおよいでしょう。
 
3-2.体を清める
死後硬直のところでも説明しましたが、硬直が解けると体液などが漏れ出てくるのでガーゼやタオルなどで拭き取ります。体液などを放置すると、そこから腐敗が進んでしまうので必ず拭き取るようにしましょう。
 
また、濡らしたタオルを固く絞り亡骸全体を拭き取り、毛並みを整えてあげます。
 
3-3.体を冷やす
ペットが亡くなってしまった瞬間から、亡骸には内臓の腐敗などの変化が起こります。そのため安置場所の室温を下げ、亡骸の温度を低く保つ工夫が必要になってきます。
 
ペットの亡骸を火葬する日程が整わず、先延ばしになって安置する期間が長くなる場合もあるかもしれません。亡骸は、時間が経つほど腐敗が進むので、少しでも腐敗を遅らせるために保冷剤やドライアイスを使って亡骸を冷やします。
 
安置可能な日数は、保冷剤の場合、夏場で最大2日間、冬場で最大4日間程度となります。
 
3-4.ドライアイスで安置
ドライアイスを利用すると夏場でも最大7日間、冬場だと最大10日間ほど安置が可能になりますので、日程調整が難しい場合には長期保存が可能なドライアイスを利用するとよいでしょう。
 
ドライアイスを使った方法ですが、ドライアイスは直接手に触れると凍傷を起こし危険なので、必ずタオルなどに包んで扱います。ダンボール箱などに納棺した亡骸にも、直接ドライアイスが触れることがないようにタオルなどに包んだドライアイスを、亡骸の腹部とお尻の周辺に配置しましょう。
 
そして、冷気が逃げないように亡骸全体をバスタオルなどで包み込むことで、保冷状態が長く続き夏場でも20時間~30時間の保存が可能になります。ドライアイスは、直接気化して二酸化炭素に変わるので、安置場所が二酸化炭素で充満するのを防ぐために、ときどき換気が必要です。
 
3-5.祭壇を設け納棺の準備をする
ペット葬儀に宗教的な儀礼や形式はありませんが、せめて一晩、家族で通夜をしてあげるとよいでしょう。そのために、ペットがお気に入りだった場所に簡単な祭壇を設けてあげるようにします。
 
ペットの亡骸を格納したダンボール箱の前に、小さなテーブルを用意し白い布を被せます。そこに生花と生前の写真、線香や御香、水とペットが好きだったおやつなどを並べるとよいでしょう。
 
4.愛犬が亡くなった時の最後のマナー
ペットが亡くなってしまった場合、住んでいる市町村など自治体の市役所や区役所への届け出は必要か分からない方も中にはいるのではないでしょうか。犬を飼っていた場合、自治体・役所への死亡届の提出が義務付けられていますので注意が必要です。その場合の具体的な手続きなどについて、以下に解説します。
 
4-1.飼う時に登録した市区町村の役場に届け出る
犬の場合、飼う時に住んでいる市区町村の役場へ登録が必要であり、死亡届も同じ場所に届け出ることになります。その際、届け出は30日以内と期限が決められていますので、早目にペット葬祭業者を予約して葬儀を済ませてしまいましょう。
 
なぜ犬に限って飼うときも亡くなったときも届け出が必要かというと、「狂犬病予防の観点から」ということになります。日本では、狂犬病予防法という法律が1950年に施行され、犬を飼う場合には自治体に登録し、毎年、狂犬病ワクチンを犬に接種させる義務が飼い主には課せられています。そして、保健所から狂犬病の予防接種を促す通知が、毎年ハガキで送られてきます。
 
この予防接種を怠り狂犬病予防に協力しなかった場合、飼い主には20万円以下の罰金が課されることがあるので要注意です。ペットの犬が亡くなったにもかかわらず、役場への届け出がなかった場合には、犬は生きているとみなされて、引き続き予防接種を促すハガキを受け取ることになるので、必ず死亡届を役場に出すようにしましょう。
 
4-2.死亡届で必要なもの
死亡届を記入する際に必要とされる項目は、以下になります。
 
・飼い主の住所
・飼い主の氏名
・亡くなった犬の死亡年月日
・亡くなった犬の登録番号
 
また、死亡届と一緒に提出しなければならないものとして、「犬鑑札」「狂犬病予防注射済票」の2点が挙げられます。
 
さらに、飼っていた犬が血統書つきであるなら、亡くなったことを各登録団体に知らせ血統書を返却する義務があるので、飼い主は銘記しておく必要があります。
 
4-3.死亡届の提出、申請方法
死亡届は、飼育時に登録を申請した市区町村の役場に出向いて、死亡届の申請書類も入手することができます。また、役場がホームページを開設していれば、オンラインで申請書をダウンロードできますので入手し郵送するか、電子申請によって死亡届を申請することになります。
 
4-4.飼育時に届け出が必要な動物は死亡届も必要
この項では、特に犬の場合について解説しましたが、ワニや蛇、タランチュラなど人に危害を及ぼす可能性のある動物をペットとして飼う場合にも、自治体・役所への届け出が必要になります。また、飼う時に届け出が必要な動物は、亡くなった時にも届け出が必要であることを銘記しておきましょう。
 
その他の動物、例えば猫などは飼育時に届け出の義務はないので、亡くなった時も届け出の義務はありません。
 
4-5.死亡届を申請したところで火葬の相談もできる
死亡届を申請した市区町村の役場では、ペットの火葬もやってくれるので、特にペット葬儀にこだわりがなければ相談してみるのもよいでしょう。ただし、「ペットの火葬への立ち会いができない」「火葬した骨を返してもらえない」など、キメ細かな対応をしてもらえないことは知っておく必要があります。
 
ペット葬儀の中身にこだわりたい場合には、後で後悔しないために多少の費用をかけてでも、専門の葬儀社によるキメ細かいサービスを受けることをおすすめします。
 
5.大切な家族へ心をこめてお見送り
愛情深く育ててきたペットが突然死んでしまった場合、戸惑いと深い悲しみのため飼い主はその死をすんなりとは受け入れられないものです。心の整理には多少の時間が必要ですが、ペットと一緒に過ごした自宅で時間をかけて安置してあげることがその手助けになるはずです。
 
愛する家族の一員だったペットの亡骸を前に、対話を重ねて行くうちに、悲しみも薄れて行き徐々にその死を受け入れることができるようになることでしょう。そのように考えると、ペットの亡骸を安置することは飼い主にとって必要なことであり、納得がいくまで時間をかけて見送ってあげてください。
 
ペット葬儀が一般的となり当り前に行われるようになってくると、たくさんの葬儀社が顧客の要望を満たすべくさまざまなサービスを展開するようになりました。慈恵院では、おかげさまで多くの飼い主より丁寧な対応と実績があり安心して葬儀を任せられるなどのお声をいただきます。ペット葬儀を考える際には、慈恵院で事前相談ができます。大切なご家族との最後のお見送りについて不安があればいつでもお声かけください。
 
慈恵院では、各種ご相談の窓口としてフリーダイアルをもうけています。0120-121-940(ワンニャンイイクヨウ)までお問い合わせください。

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